• 2011/10/12
  • KYOTO PHOTO AWARD 2011 受賞者発表
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    特別賞
    kiyoshimachine #008
    ポートフォリオに写された被災地の写真は、いま全ての日本人が直面している、もはや日本人としてのアイデンティティーに関わる問題だと思います。キヨシマシンさんが写真人として今伝えたい事が被災地なのだと受け取りました。写真人としての震災に対して出来る事とは何なのでしょうか?静かで繊細ながらも求心力のある写真、少し美しすぎるとも感じましたが、残っていく芸術作品とは普遍的な美しさや強さを纏ったものだと思います。記録、記憶、残していく、残っていく、という写真の持つ力を考えさせられます。

    特典:年末に京都の四条~五条間で開催予定の灯籠写真展(3.11チャリティー企画)でのゲスト出展。【FOTON×河原町グリーン商店街 企画】


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    22ギャラリー賞 管多喜子
    田中知其#033 
    最近たくさんの作家さんの作品を見る機会が多いのですが「人間」に真正面から向き合っている人が少ないように感じています(あくまでも個人的な感想です)今回そういう作家さんに会えたらいいなと楽しみにしており、この作家さんの写真の向き合い方にオーソドックスながら期待しております。

    特典:「あかマルシェ」ブース+アートプロジェクトsea参加権(審査免除)


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    How are you, PHOTOGRAPHY?
    前田裕紀#027
    写真を使って遊ぶ遊び方が安易でスピーディーでよかった。舌を出した女もご自身の写真だったらと思ったが、それでは、まじめすぎてつまらなかったかもしれない。とにかく写真を対象にしている所が大人でした。

    特典:京都写真クラブ恒例の品

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    100000t
    岩瀬真悠子#002
    突出して妙なものをおもしろがっているな、と思いました。作品命名のセンスも 油断がならない。おそらく岩瀬さんの写真は、他のおもしろいに違いないと思うのですがポートフォリオがない、そこがまたいい。

    特典:100000tの次回イベントのフライヤーに、岩瀬さんの謎めいた写真を、謎に全面下地使いしたいです。


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    ARF その1
    たかやまかずみ#065
    作品を拝見したとき、好きなもの写真というよりは、自分の心地いい風景や瞬間を残しているのでは? と感じました。誰にでも、自分だけの特等席はあると思います。心地いい感覚はとても主観の強いものだと思います。身体にうったえかけてくる空間の断片を記録する。自分以外の心地いい世界を一緒に探してみるのも面白いんでは無いでしょうか?手紙もより主観的なもの。こしょばいような、柔らかいような質感を一緒に探しませんか?

    特典:11月にOPENするカフェのオリジナルレターセットを制作・期間限定販売します。

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    ARF その2
    谷口円#051
    瞬発力のある光のカタチが魅力的でした。おそらくこの天気ならどちらかというと外は柔らかい印象でしょうか?内向きの世界にも鋭さや荒々しさはあると思います。人の目で見るとディティールのわかりにくい光でも、こうして残しておけば確認出来る。是非広い風景写真も拝見したいです。写真の世界を手紙というメディアにのせて、届ける写真を一緒につくりませんか?

    特典:11月にOPENするカフェのオリジナルレターセットを制作・期間限定販売します。

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    FOTON
    華氏#009
    妙な間合いを持った写真を撮られていると思いました。それは物理的な距離感ではなく、華氏さんの持つ人間に対する感覚(間隔)だと思います。どこか慈愛にあふれ、さびしさも愛しさも可笑しさも哀愁も、ひっくるめて人間を受け止めるような写真。泣きながらも笑っちゃいそうな写真。ずっとずっと「人」を撮って欲しいと思いました。

    特典:新しく始まる写真プロジェクト”FOTON ” のサイト内での連載をして頂ければ幸いです。

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    galleryMain 賞
    山口和也#049 


























    人の目を見てまっすぐに写真を撮ること。力強さと芯の太さを感じました。ある程度完成された方の作品で、若手を選考対象にしている方が多いですが、galleryMainはこの方の作品なら何かを共有し共闘していきたいと感じました。近々写真集が刊行されるようですが、束見本だけ見てもその存在感は高く、自身の作品に対する誇りや被写体に対する敬意が表れていると思いました。はやく写真集が見てみたいです。

    特典: 写真集刊行に際して、販売促進補助、イベント開催

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    ガケ書房賞
    清水英毅#060
    ポートフォリオを拝見させて頂きまして、椅子とその場所の放つ物語性が興味深かったです。自分に似た視点を感じました。一票。

    特典:よろしければガケ書房でポストカードを販売させていただければと思います。

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    BEATS GALLERY 賞
    谷口 円#051  
    谷口さんの探している光りは僕も好きな光です。晴れた光も曇った光も素敵でした。これからも晴れたり曇ったりする光を探して下さい。次に見たいのは人を撮った写真です。いつか見たいです。

    特典:個展権利(2012年)

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    cafe dining near 賞
    田垣 千夜子#014
    「当ギャラリーで個展していただきたい方」を基準に選出させていただきました。カフェとギャラリーを併設したお店となりますので、飲食目的で来店された「写真やアートになじみのない方」にも楽しんでいただける様「デザイン性の高い写真」と感じた田垣千夜子さんを選ばせて頂きました。田垣さんの繊細な視点に強く惹かれ、その目で見た世界をぜひ、当ギャラリーで表現していただけたらと思います。

    特典:cafe dining near gallery”S”での個展権利(1年以内)

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    写真表現大学賞
    miwa#062      
    タイトルを見てドキッとしました。写真とタイトルを合わせることでよりイメージがふくらむ良い作品だと思いました。他の作品やポートフォリオも拝見したいと思いました。

    特典:カラー暗室講座かライティング基礎講座(プレフォトキャンセル待ち)又は、3万円相当の講座権利

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    Acru
    reiko+#025
    今回のフォトアワードは一人一枚の写真ということでみなさん写真のセレクトに悩まれたと思います。あまりの作品の多さにインパクトのある写真に目がいきがちですが、5周ほどまわった中でじんわり心に入ってくる写真がreiko+さんの作品でした。一見シンプルな風景ですがもっともっと深くをみてみたいと思わせる作品です。

    特典:Acruでの個展権もろもろ


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    同時代ギャラリー賞
    みやび#004
    つかみようもない程の壮大な自然が、小さいけれども確かにそこに立っている人との対比でよりリアルに迫ってきて、作品の外にはみ出るような力強さを感じました。

    特典:名誉

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    ギャラリーアビィ賞
    藤野全久#072



























    日常で目にしたものを中心に様々なものを撮り、バラバラにして再構築して、とてもたのしい「ウソ」を作っているのですが、もう少しウソになってほしい。リアルすぎる。写りすぎている。そう感じました。なので、あつかいずらいし、めんどくさいし、滋賀は遠いし、あまりカンゲイされないかもしれませんが、ホルガあげます。ホルガで撮って欲しい人だとそう思ったので選びます。

    特典:吹雪大樹がチューンナップした「いいかんじに写るホルガ」1台さしあげます。ギャラリーアビィまで取りに来て下さい。そして2012年5月までに、まずは何かウチで展示して下さい。それから考えましょう。


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    B工房賞
    濵田千景#073


























    花の色と空が印象的な写真です。ピントもちゃんときています。私もよく外で写真を撮りますが、なかなかチョウはうまく撮れません。花もユラユラと風がじゃまします。全体的に静かな感じですが、この後チョウが羽ばたくカットは撮ったのでしょうか?他の写真も見てみたいです。ぜひモノクロ写真にもチャレンジして下さい。

    特典:暗室体験権利。印画紙付(フィルム持参)現像もできます。年内、要予約


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    kara-S
    小田岬#053 


























    とてもファンタスティックな写真だと思いました。数多くある写真の中から一点を選ぶにあたって、なぜその写真を撮ったのか?なぜこの写真を出展したのか?などなど、作者の意図動機をどうしても読み取ろうとしてしまうのですが、この写真はその意図を読みとろうとしても作者の反射スピードというかノリといってしまっていいのか分からないけど、それに付き合うような気持ちになって意図動機とかどうでもよくなりました。こういう写真に純粋にワクワクしちゃうような、気持ちを動かす要素が散らばって写り込んでしまってる。そう感じた写真でした。

    特典:kara-S店舗内でポストカード又はzineの取扱。

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    一般投票グランプリ
    菊永麻友    Kikunaga Mayu  #077

    出展者数76名の中から一般投票でみごとグランプリを獲得しました。
    来場者数約1200人、有効投票数:2130票(1人あたり持ち票4票)

    投票数112票

    特典:一週間gallery Mainにて個展開催権


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    一般投票2位
    #056_三木秀明

    投票数103票


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    一般投票3位
    みやび#004


    投票数72票

  • 2011/09/26

  • うえのゆり

    都道府県:京都

    #011
  • 2011/09/20
  • BEATS GALLERY、代表okajimaxx」インタビュー




























    今年で10周年を迎えたBEATS GALLERYの代表で、自身も写真作家活動をされている岡島さん(okajimaxx)にお話を聞いてきました。独特のキャラと歯に衣着せぬ言葉で、笑いのたえないインタビューとなりました。文字にすると少しきつく見えてしまいますが、お話し頂いた言葉の端々には写真に対する真摯な思いと、表には出さない優しさが溢れていたように思いました。岡島さんありがとうございました。



    ーギャラリーを始めたきっかけはなんですか?


    10年前に仲間のカメラマンと写真展をしようってことになったんです。
    それで10年前は貸しギャラリーってそんなになかったんですよ。
    あっても敷居が高いとかメーカーギャラリーしかなくて、
    そしたら誰かが「喫茶店の壁貸してくれる」とか「通天閣の2F壁面やったら貸してくれるで」とか、でも僕はそんな所に写真を飾るのは絶対イヤだったんですよ。
    それならいっそスペースを借りてしまったほうがいいと思って、BEATS GALLERY を始めたんです。

    ーそれが10年続くって凄いことですよね


    いや、もういつでもやめたい気持ちですよ。
    でもやめたいと思うから続くんですよね。
    気負って大切にしようとしすぎると挫折するからね、夢が美しすぎてとか。
    だからもう痰壷みたいなもんだと思ってるから、そう思うと結構続くもんですよ。

    10年やってると昔はやっぱりとんでもないやつとかが居たりしてね。
    そうそう、プリントを百枚以上展示するとか言って、それはものすごい量ですよ
    それをね、五寸釘で直接打つって言う訳ですよ。それも4ヶ所!
    搬出した後は、もう壁が穴ぼこだらけになってて、なんかもう逆にかっこいいなって思いましたね。

    最近は色々とギャラリーも出来て、展示の方法とかでも皆大分経験値が上ってて、
    額装はこうする、パネルはこうする、とかいろんな情報が出回って、
    似ている展示方法とかも多くて、それはそれでちょっとつまらないんだけどね。

    ーやはり写真の内容とかも変わってきましたか?


    う~ん、どうなんでしょうね、やっぱりいい意味でも悪い意味でも洗練されてきていて、
    とんでもないやつ、とんでもない写真が無くなってきているかなと思う。

    デジタルが出回ってきて、途端に誰でも写るようになった、平均値が上ったというか。
    ポジフィルムなんてなかなかちゃんと写らないでしょう?
    デジタル化(スキャンを含む)してからは、自分でコントロールできるようって、
    それなりのモノを作れるようになってるんですね。
    昔だったらクリーニング屋さんでやっている様な同時プリントに出すと、
    (10年前頃はクリーニング屋や本屋や文房具屋などで同時プリントを受付しているところが多くあった)
    何コレ!?みたいな色で、それを大伸ばししたらもうそれは最悪でしたね。

    今は写真の全体のレベルが向上しているから、誰でも撮れるし、家庭用プリンターでも綺麗に出せる。反対に写りすぎるから、銀塩とかトイカメラの描写が面白かったりするんでうしょう。

    ーそういう状況の中で、「おもしろい人出て来てほしい」というのはありますか?

    今はみんな横並びすぎだし、仲が良いじゃないですか
    写真はそもそも1人でやれるから面白いのに、あれカワイイ、これカワイイ、とか仲間内のコミュニケーションで写真が成立していて、変なことやると批判されたり、無視とかされたりね。

    ービーツギャラリーさんは結構ハードにやっているイメージですよね


    僕もね、カワイイーとかいって写真やりたいんですよ(笑)
    でもやっぱり僕にとって骨太がカッコいいんですよ、カワイイにアンチしているんじゃなくてね。カワイイも骨太もあっていいんですよ。
    でもみんなが同じ方向を向くとちょっと寒いなって思う

    そういうのって難しいところで、展示とかでも仲良くしたいんだけど、
    仲良くしすぎると意見とか思っている事が言いにくいじゃないですか。
    それはそれでつまらないと思うんですよ。仲良しだけじゃ駄目だって思いますね。

    ー最後に、若い写真を撮る人たちへメッセージをお願いします

    世の中が不安な事とか、暗いニュースとか多くて、ダークじゃないですか。
    その中で友達と仲良く共有するような部分が写真にはあって、それがコミュニケーションとして成立してるのも良いけれども、やっぱり他と違う自分も表してほしいですよね。
    違うっていうことがおもしろいっていうか、いいんだっていう。
    部分的にでも違うってことが写真で出ていけば、おもしろいんじゃないですか。

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    BEATS GALLERY代表。作家としても活動中。

    文:中澤 有基 


  • 2011/09/14

  •  m@r  

    大阪生まれの大阪育ち
     
    「好き」から繋がる新しい「好き」に出逢える喜び。
    そんな日々を大切にしたいです。
     
     #082

  •  岡 達也    Oka Tatsuya  

    #052


  • 2011/09/07
  • EXHIBITIONのお知らせ

    京都を舞台とした公募型写真展KYOTO PHOTO AWARD 2011。第一回開催となる今展では、webにて作品応募が出来ることにより、北は青森、南は長崎まで、総勢75名のエントリーが集まりました。初めて写真展に参加する方から、写真家活動をされている作家さんまでが統一フォーマットにて作品を展示します。
    一般投票によるグランプリ決定や、豪華レビュアーによるレビュアー賞などの各賞にも注目が集まります。KYOTO PHOTO AWARD 2011通じて、人と写真が出会い響き合って、新たなる扉が開かれていくことを願っています。


    展示会会期

    10/4(火)ー10/9(日)
    12:00ー19:00(最終日17時まで)
    【最終日について】
    一般投票は15時にて締切。展示は17時までご覧頂けます
    (表彰式や交流会などで混雑が予想されますがご理解ご了承下さい)


    10/9(日)スケジュール
    15:00 各賞発表表彰式
    16:00 会場にて交流会 皆様の交流の場となればと思います(ソフトドリンクは用意しています)
    17:00 搬出


    会場:同時代ギャラリー
    http://www.dohjidai.com/

    大きな地図で見る
  • 2011/09/04

  •  谷口円    Taniguchi Madoka  

    都道府県:大阪
    #051

  • 2011/09/02
  • ギャラリーアビィ、代表吹雪大樹」インタビュー

    6周年を迎えたギャラリーアビィ。
    今回レビュアーもお願いしているギャラリー代表の吹雪大樹さんにお話をお伺いしました。


    写真を始めたきっかけ

    僕は写真学校の映画学科の出身で、始めは映画の世界を目指していたんです。
    そのころ学校斡旋のアルバイトでスポーツ新聞社の暗室の仕事をやっていて、
    来る日も来る日も現像プリントを繰り返していたんです。
    もう毎日大変で野球にラグビーにマラソンに競馬に、
    なんでこんなことやっているのかな~なんて思いながらね。
    でも今思うとそれが最初の写真との触れ合いでした。

    それはただのアルバイトだったんですけど、
    その後は28歳で写真を本格的に始める迄には写るんですを買って記念写真を撮るくらいのものでした。

    学校を卒業してからTVの仕事をはじめたんですが、
    忙しすぎて本来の表現活動でしたかった映画の製作ができなかったんです。
    映画は集団で作っていく芸術で本当に大変で、なかなか映画つくれないな~と思っていました。

    そんな中ふと”写真って静止画だけど、いっぱい撮って組み合わせたら映画みたいになるかな”という発想からですよね、映画の代わりに写真を撮ろう!って。


    ホルガとの出会い

    運命の出会いでした

    最初はやっぱり一眼レフを探しにカメラ屋さんに見に行ったんですけど
    その頃の一眼レフは大体樹脂製のボディでちょっと角の丸っこい金色がかったデザインが主流で、
    なんかしょうもないなって思って。
    やっぱ格好から入らなあかんやろ!ってことで、銀色か黒で角張っててそんな感じが欲しかったんです

    たまたまネットでトイカメラっていうのをがあるって知ってですね、
    ホルガとかロモとかの作例を海外のHPで見て
    要するにあのぼんやりした感じや周りが暗くなってる感じがモロに映画の8ミリカメラで撮ったような雰囲気で、映画の代わりに写真やるんやったらコレだ!って思ったんです。
    目標は有名人でしたから、当時はホルガを使っている人も少なくて、目立つんだったらこれだ!と思ったんです。

    これで何か有名人になれるんじゃないかと漠然と思いながら写真を撮る日々が始まりました。
    その時が28歳、遅い写真のスタートでした。


    心斎橋の路上で

    それから手始めに毎週土曜日に心斎橋の路上に座り込んで写真を売りました。
    ネットで知り合った写真仲間と写真部を作ってましてね、
    プリンタで刷ったハガキを通行人に売りつけてました

    50枚売れる日もあれば、全く売れない日もあって、
    それでも自分が撮った写真を全然知らない人が買っていくことは嬉しかったですね。
    たいていその場限りのやりとりになるんですけど、わざわざ時間をさいて写真を見て
    コレが欲しいって言ってくれるのは嬉しかった。

    そしたらある日たまたまNADARの林さんと路上で知り合っったんです。
    当時NADARはちょうどオープンしてすぐの時で
    写真やってるんだったら一度遊びにおいでよと誘われたんです。
    そこからギャラリーでの活動が始まるんです

    当時トイカメラは評価が低くて、
    ギャラリーに持ち込みとかをしても”見る値打ちもない”みたいにあしらわれたりする事もあって。
    そんな中で林さんが最初にはじめて「おもしろいやん」って言ってくれたんです。
    そこからNADARに通いだして、
    だから僕にとってNADARは原点的なところなんです。



    若い人たちの写真について、そしてメッセージ

    ここ2~3年で思うのはみんなすごく上手くなっていますよね
    僕なんかが写真を初めたころなんかの写真じゃもう全然太刀打ちが出来ない。
    それは情報の流通している量が違うとか、色々なカメラがあったり、プリント方法があったり、デジタルが全盛期だったり、機械の進歩っていう事もあるかと思います。
    平均値があがった感じがします。

    ただそれだけにちょっと突出した人が少なくなったな~とも思うんです。
    このひとちょっと写真狂いだよね、っていうような、
    こんな写真撮ってたら社会じゃ生きていけないんじゃない?っていうような
    要するにある種熱狂的に自己主張してくる感じ、当時はゴロゴロしてましたけどね。
    まぁ昔の事を言っても仕方ないんですが、今はちょっと薄いかなぁ~と思うことはありますね。

    写真をしている若い人達はかなりのビジュアルを見ているだろうし、
    良い写真展も沢山も見ているだろうし、
    何かお手本になる道を目指して進んでいけるんですが、
    器用にそこに到達してしまったら満足してやめちゃうのかなって気になる事はありますね
    そうなって欲しくないから言うんですけどね。

    僕が写真を始めた頃でも新しい写真なんてもうないんじゃないかみたいな感じでした。
    そこから10年経ってなおさら、
    こんな写真は見た事無いっていうような写真は少なくなってきていて、
    じゃあ後はもう何を撮って何を表現していくかと言う事になると思うんです。

    シンプルな理由で構わないと思うんです、
    何を自己表現したいとか自己主張したいとかね、
    それだけに片寄ってしまっては駄目ですけど、
    そういう個性ある写真が出て来たら嬉しいですね



    インタビュアー:
    写真を初められたきっかけから、ホルガとの出会い、若い人へのメッセージなど、
    幅広く熱く写真について語ってくださりました吹雪大樹さんでした!ありがとうございました!

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    吹雪大樹  HP http://g-avi.com/
    ギャラリーアビィ代表。
    ホルガ会会長を努めるなどホルガの第一人者として活躍中。
    自身もギャラリーアビィの作家の1人と位置づけ、作品発表活動も。

    文:中澤 有基 



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